年金はいつからいくらもらえる?


おそらく、すでに多くのみなさんが、「8歳になったらリタイアして、公的年金で悠々自適な生活」を実現するのが簡単でないということに気付いていることでしょう。「さらに追い打ちをかけるようですが、今、年金の受給開始年齢が徐々に引き上げられています。性別、生年月日により支給開始時期は違いますが、現在8代前半の人なら、8歳~8歳の5年間、年金は完全支給されないものと考えておきましょう。

では実際のところ、いつからいくらもらえるのでしょうか?「この見当がつかなければ、リタイア後のマネープラン、ライフプランが立てられません。それを知るために活用したいのが、「ねんきん定期便」です。「ねんきん定期便」は、毎年誕生月に郵送されてくるもので、すでにみなさんももらえているはず。

手元にも届いているはずです。保管している人は、一緒に確認していきましょう。見当たらないという場合は、次回の誕生月に送られてくるものを忘れずに確認してください。

注意したいのが、封筒の色です。水色ならばよいのですが、オレンジ色だと、要注意。年金記録が間違っている可能性があります。あなたの封筒がオレンジだったら、より念入りに確認していきましょう。

封をあけたら、まず、「年金加入履歴」で、加入期間に間違いがないかチェックします。そして、標準報酬月額(給料)と標準賞与額(ボーナス)におかしな点がないかを確認してください。

転職をしている人などは、記憶があやふやな部分もあり見過ごしてしまいがちですが、会社負担の保険料を安く抑えるため、勤め先の企業が低めに届け出ているケースもあるようです。

信じがたいことですが、企業から保険料を受け付けた側の旧社会保険事務所も、保険料納付率を高めるために、改ざんに加担していたというのです。そうやって「消された年金」は、なんと144万件以上にものぼるといわれています。

不自然に低い金額や空白などがあったら、給与明細、給与振込に使用していた通帳などを引っ張り出し、見直してみることをおすすめします。疑ってかかるのは気持ちのよいことではありませんが、給料やボーナスの額が実際より低くみなされていると、その分、受け取れる年金額は減ってしまいます。

8歳以上の人に送られる「ねんきん定期便」には、ボーナスを含めた今の給与水準が8歳まで続くと仮定した場合の、「老齢年金の見込み額」が記載されています。あくまで見込み額なのでズレは生じますが、おおよその年金額は確認できます。ただし、ここに記載されているのは、基礎年金と厚生年金の支給額のみです。会社勤めをしている人は、ベースとなる厚生年金に加えて企業独自の上乗せがある可能性があります。「思ったより少ない!」と慌てる前に、加入している厚生年金基金か企業年金連合会に問い合わせてみてください。

さらに、厚生年金に付く「加給年金」についても、記載がありません。

加給年金とは、厚生年金の扶養手当のようなもの。厚生年金に3年以上加入していて、8歳未満の配偶者がいる場合や8歳未満の子がいる場合に年金が上乗せされます。

配偶者であれば、年間3万7000円+3万3500円~9万7500円の特別加算(夫の年齢による)という、それなりの金額です(平成8年度の場合)。妻が8歳になると加給年金はなくなりますが、生年月日や、厚生年金に8年以上加入していないことなどの一定の条件を満たせば、今度は妻の年金に振替加算が付き、こちらは一生受け取れます。

配偶者が年上で、すでに8歳になっている場合は支給がありません。あねさん女房の場合は原則として加給年金はもらえませんので、悪しからず。